粉体シミュレーション 充填率比較

粉体シミュレーションにて一定条件下での混合性能の比較を実施しました。

充填率の比較
想定機種:TML-02想定
取付容器:2L
想定材料:プラスチックペレット(2倍粗視化)
比較充填率:10、30、60、90%
 

比較アニメーション(0.5倍速)

Lacey’s Mixing Indexで混合度を評価
(縦軸は混合度、上に行くほど混ざっていると考えてください。横軸は秒です)

材料速度(0.5倍速)

充填率は低い方が早く混ざる傾向なのが分かります。
(粒子数が少ないと、瞬間瞬間で混合度を見ると、ばらつきます)
充填率が高すぎると混ざりにくいのですが、時間をかければ混ざらないことはないかもしれません。
ただこれは材料の物性(流動性)によるかと思います。
材料速度を見ると、充填率が高い方が、材料が移動する落差が小さい為、速度は上がりにくく、材料に対してのダメージは少ない傾向かと思います。

こちらの内容はあくまでシミュレーション結果であり、
性能を保証するものではありません。

粉体の物性によるため、実粉のテストをぜひご依頼ください!

また今回使用したiGRAFという解析ソフトで、
お客様の粉体条件にてシミュレーションも可能です。(※有償)

お気軽にお問い合わせください

執筆担当:尾山

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