粉体シミュレーション 傾斜角度比較

粉体シミュレーションにて一定条件下での混合性能の比較を実施しました。

傾斜角度の比較
想定機種:TML-02想定
取付容器:2L
想定材料:プラスチックペレット(2倍粗視化)
充填率:60%
比較角度:0(垂直)、30、60、90(水平)
 ※TML-02標準は30°
 ※角度可変機種(TMH)は、容器を取り付ける垂直の角度を0°としているため、垂直からの角度としています。

比較アニメーション(0.5倍速)

Lacey’s Mixing Indexで混合度を評価
(縦軸は混合度、上に行くほど混ざっていると考えてください。横軸は秒です)

材料速度(0.5倍速)

角度が水平だと、混ざりにくいことが分かります。
他の角度は混合性能としては、それほど大きくは変わらないことが分かりました。
角度が付いていた方が混ざりやすいと話をしてきた我々としては、
中々悩ましい結果が出ました。
ただやはり経験上、充填率や、材料の流動性によるかとは思います。
また角度は水平に近い方が材料速度が上がらず、材料にダメージが少ないことが分かります。

こちらの内容はあくまでシミュレーション結果であり、
性能を保証するものではありません。

粉体の物性によるため、実粉のテストをぜひご依頼ください!

また今回使用したiGRAFという解析ソフトで、
お客様の粉体条件にてシミュレーションも可能です。(※有償)

お気軽にお問い合わせください

執筆担当:尾山

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