エイシンの防爆スターラー「ADP-20」は、多様な現場で安心してご使用いただいております。
今回は、10時間を超える連続運転を行う際に必要となるオプション対応についてご案内いたします。
■なぜ10時間が目安になるのか?
標準仕様では「ルブリケータ(AL-20-D)」を使用しています。
このルブリケータはモーターの潤滑油を供給する役割を担っており、以下のような条件で動作します。
・滴下量:1分間に約2滴
・1滴あたり:約0.02cc
・貯油量:25cc
この条件から計算すると、約10時間程度で補給が必要となります。
ただし、ルブリケータへの補給は加圧下ではできないため、一度エアを止める必要があります。
■連続運転時のオプション対応
・エアを止められない場合
→ ルブリケータを「AL-30以上」にする必要があります。
・ルブリケータに給油を続けて運転する場合でも
→ モーターは500時間ごとに開放してグリスアップが必要です。
・グリスアップによる停止が難しい場合
→ 水圧駆動スターラーをおすすめします。
■まとめ
10時間を超える長時間運転では、ルブリケータやメンテナンス体制に応じて適切な対応が必要です。
エイシンでは、使用環境や運転条件に合わせたご提案を行っております。
長時間連続運転をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。
執筆担当:尾山






