傾斜配管でのマグネットの設置検討とテスト

粉粒体で格子マグフィルターを設置する上で、
理想は垂直配管に設置すべきなのですがスペースやフローの兼ね合いで
どうしても傾斜配管で検討するしかない状況もあります。
傾斜配管でも出来る限り効率的にマグネットに材料が当たるように検討します。

傾斜配管にそのまま格子マグフィルターを使った場合の懸念点

マグネットの端の方は磁力が弱い(無い)ため、垂直に設置するのが理想です。
清掃時の脱着も、水平に引き出すのと持ち上げる方向では、作業者の負担は変わります。
上記懸念を軽減するするために傾斜配管用を検討します。

傾斜配管なので、どうやっても側面を滑る原料はあるため、あくまでできる限りの効率化となります。イメージには書いていない工夫も、もう少し設計には入れますが、垂直設置が理想とはなります。
傾斜配管用のデメリットとしてはケーシングが大きくなることです。
下部排出口に向けての絞りの傾斜部も、取付角度と材料の安息角を考慮して決定する必要があります。

まずはご相談から、お気軽に頂ければ幸いです。

また、傾斜配管にマグネットを設置することになると、流量がどうなるかなど、不安もあるかと思います。
弊社では、傾斜でのテストも実施しております。
さすがに傾斜配管用のテスト機はありませんが、格子マグフィルターを駆使して実施します。

  

先日もお客様が原料を持ち込まれ、テストを実施させていただきました。
充満状態で使うということだったので、下部にシャッターを付けて実施しました。

Youtube動画

 

透明な蓋を付けて、中の流れを確認することも可能です。
傾斜配管にマグネットを設置したい場合はぜひお気軽にお問い合わせください。

執筆担当:尾山

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