マグネットの清掃を簡単にする、アウターパイプとは

マグネットの清掃、いつも大変ですよね?
異物除去で使っているのに簡単に落ちても、それはそれで困るのですが、
くっつている鉄粉などをウエスで掃除しても、結局端の方にくっついてるのは良くある話です。
つまんで引きはがすか、粘着テープでくっつけて取るのが一般的です。

大変な清掃に対して、
本当は自動清掃型を入れましょう!と言えればベストですが、
ご予算やスペースもありますので、
今回は昔からオプションとして使っている、
アウターパイプをピックアップしてご紹介します。


その名の通り、マグネットの外側に取り付ける筒です。
エイシンではアウターパイプと呼んでいますが、
他にも2重管などと呼ぶ場合もあります。

メリットは清掃が楽になることです。

アウターパイプからマグネットを抜くことにより、
金属粉が付いているパイプ表面は非磁場になり
清掃が簡易になります。
金属粉はマグネットについて移動しますが、
端面の鍔で止まる形となります。

デメリットは、磁力が下がるところです。
Φ25の1.2Tのマグネットなら0.9T程度
Φ50の1.7Tのマグネットなら1.5T程度になります。

磁力(捕集能力)を取るか、清掃性を取るかは悩ましいところですが、
除去したい金属粉の種類や、清掃頻度などにより、ご提案可能ですので
お気軽にご相談ください。

また、検査用に金属粉を回収するときにもお勧めです。

液体用粉体用自動清掃タイプなど、
様々な箇所で提案可能です。

ぜひお気軽にご相談ください。

執筆担当:尾山


タイトルとURLをコピーしました