2019/4/24(水)
広報担当の尾山です。
取扱製品以外にも色々なご相談をいただきますが、お客様から「アルキメデスの原理で体積を測る自動装置を作ってくれないか?」とご相談をいただきました。
アルキメデスの原理自体について、詳細は割愛させていただきますが、要は水の中に計測したいものを静止させ、押し上げた水の量を重量として計測すれば、それは体積の値となります。(自分なりの解釈の為、間違っていたらすみません)
お客様は今まで、水の入った容器を電子天秤において、計測したいものを針金で吊って重量を計測していましたが、計測したい値が0.0001g単位だったため、手の震えが影響してしまい、計測が困難とのことで、この部分をシリンダーを使って電動化したいというご希望でした。
製作しました。
電子天秤オプションの風防と除振台も、合わせてご依頼いただいたため、非常に大きくなりました。
オプションの風防が無ければ、もっと小さくなるでしょう。
アルミフレームの為、フレーム周りの重量は軽いです。
動作の様子を動画にまとめました。
電子天秤部分
降りてくる位置は、秤を動かして調整します。
(高さ位置はシリンダー付近で調整できるようにしました)
お客様のご要望通りの装置ができました。
なお、このような細かい単位の体積を計測する目的を伺ったところ、リチウムイオン電池(LIB)向けの材料の製品開発において、充放電を繰り返すとガスが発生し、このガス量を測りたいとのことで、探してもなかなかシンプルで良いものが無く、ご相談に至ったとのことでした。
ちょっとしたことではあると思いますが、どこに相談したらよいのだろう?ということも、お気軽にご相談ください!
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