混合機検討の際に「まずはテストをやって判断したい」そんな場合が多いかと思います。
エイシンでは各種デモ機を用意しておりますので、お気軽にテストいただけます。
今回はテストのパターンとテストの進め方をご紹介いたします。
テスト方法の選定
エイシン混合機のテストは2パターンございます。
①お客様へ機械を貸し出してテストしていただく。(有償)
※費用は都度見積もりいたします。(送料+α)
②サンプルを弊社へお送りいただいてテスト→サンプル返却(無償)
※評価はお客様にてお願いいたします。
テストの進め方~容器選定編~
①1回の運転で処理したい重量を決める。
②粉体のかさ比重を測る。(かさ比重の測り方はこちら)
③投入量の容積を計算する。
・計算方法:投入の重量÷かさ比重=投入量の容積
(例)砂10㎏・食塩5㎏を混ぜたい場合(かさ比重:砂1.39/食塩1.29とする)
砂:10㎏÷1.39=7.19ℓ/食塩:5㎏÷1.29=3.88ℓ
よって合計は11.07ℓ
④容器を選定する。
※エイシン混合機の充填量目安は容器に対して60%程度になります。
③で計算した容積÷0.6=必要な容器の容量→この数値に近い容器を選定する。
(例)砂+食塩で11.07ℓ→11.07÷0.6=18.45
標準ラインナップで一番容器サイズの近いタンブラーミニの20ℓを選定する。
テストの進め方~実践編~
①容器回転数、運転時間を決める。※タンブラーミニは固定速なので、運転時間のみです。
②サンプリング回数、時間を決める。
(例)1分、3分、5分、10分ごとに定点から10gサンプリング
③テスト開始
テストの際に見るポイント
①うまく混合できているか。
→評価方法:目視、電子顕微鏡を用いる、実際に製品化して確認etc…
・基本的な評価方法は目視での確認となります。色味が近い(白い粉同士)は片方に色素粉末で着色をするとわかりやすいです。
②凝集性
→評価方法:目視、ふるいにかけるetc…
・タンブラーミキサーは容器内に羽根等がないため、原料は傷つけませんがだまの解砕能力はありません。凝集しやすい粉体で使う場合は注意が必要です。混合過程でだまになったのか、最初からだまがあったのかの判断は原料投入時にふるいにかけるか、裏ごし機でだまを解砕してから投入すれば判断できます。
③付着性
→評価方法:目視、原料を全量排出して容器壁面・底面の付着を確認
・凝集性と同様、付着性の高い粉体の場合、容器内に原料が付着、体積していくケースがあります。こうした場合は容器内面コーティング等の検討が必要になります。
その他容器内にだま解砕用ボールを入れる、拡散用の羽根をつけるなど変わったテストも大歓迎です。テスト方法のアドバイスも行っております。
混合テストを検討された際はまずはエイシンへお問い合わせください。
ページ内お問い合わせフォームから簡単に入力可能です!
執筆担当:営業2課石本