次の手を考えよう

2019/4/18(木)

テスト担当の尾山です。
先日お客様にご来社いただき、混合解砕テストと粉砕テストを実施しました。

以前、チョッパー付きミキシングシェーカーを貸出しさせていただき、一部ダマが残ってしまいNGという結果に至った案件でした。

テスト後のヒアリングからチョッパーでは解砕しきれない領域と感じましたので、今回はボールミルで粉砕した後、チョッパーで混合解砕するという2段構えのテストを、工場までご来社いただき実施しました。

使用機種はチョッパー付きミキシングシェーカーMS-10-CP自動排出ボールミルAXB-15です。

数種類を混ぜた中で同色の中で何が解砕しきれないのかを、まず明確化しました。
似たような色の材料が数種類なのですが、単体でMS-10-CPに入れた結果、1種類だけ残ることが分かりました。

 

その材料をボールミルに入れて、砕いてみようとテストスタート。
結果的にはボールミルで押し固められ再凝集してしまい、残念なことに粉砕は進みませんでした。 

 

 

一応最終的には、白色を数種類と黄色を混ぜ合わせるので、実施しました。

 <混合前>                <混合後>  

1種類材料のダマ以外は、最初からあった凝集物も含め、きれいに分散されました。

今回のテストでは結果的に目的まで達しなかったのですが、一緒にテストを進めさせていただき、最終的にはどういうフローでどういう製品が必要か、再度打ち合わせさせていただき、次の手として、ふるい分け+解砕という内容で再検討しています。

既存製品で問題が解決すればベストですが、既存製品で対応できなくても、商社としての他メーカー知識と、特注装置検討できる設計で、何とか問題解決に辿り着けるよう、検討している最たる例かと思い、記事にしました。

問題可決までたどり着いていないので、あまり大きいことは言えませんが、こんなことができないかな、ということでもあれば、一度お気軽にご相談ください。

 

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